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〜〜 ようこそ! 土と戯れる日々へ 〜〜







秋は大根 蕪 水菜 人参 ター采
鍋物にはねぎ 菊菜 
白菜 キャベツは無農薬では
普通めったに育ちません






我が自然農園はこんなところです





自然菜園
肥料は主に腐葉土と油粕のみ





中国野菜のターサイ
見事な緑です
無農薬でもほとんど
虫は尽きません






菊芋の花






春になると野菜の花が咲乱れ
お花畑に・・・







仙人草
畑の入り口に絡まって見事に咲く
大きくしてご覧下さい






可憐なコスモス
畑に来ると心が和みます






ヒコバエの棚田から
矢田丘陵を臨む






無門丘の小屋と皇帝ダリア






皇亭ダリヤ
高さは3メートル近くもあります
開花は11月初めごろからです
大きくしてご覧下さい






ハナも畑でご機嫌です
ハナが元気な頃の写真です
大きな葉っぱはルバーブです






彼岸花
上の畑で作業する
加藤さんがあちこちに
移植されました






花畑
我が自然農園はコスモスの
頃が一番美しい







木に登る棚田の子供たち






雪の日の山の畑
平成11年2月13日 撮影







 

       土と戯れる日々

私がこの西畑の棚田の一角で農業の真似事を始めたのは昭和62年の夏でした 


 未だ住いは大阪の吹田市千里丘にあった頃です 近じか生駒に帰ることになっていましたので どこか自然に囲まれた素朴で静かなな農地を求めて生駒山の暗峠付近に広がる西畑を訪れた時 幸運にもこの村にお住いで地主の中尾米吉さんにめぐり合いました 
 
 中尾さんはもう
80才を過ぎたかと思われるどこか村長を思わすような気骨のある方で 私の野菜造りの夢と情熱に耳を傾けて頂きました 私の話を聞き終わるやいなや即座に「よっしゃ!わかった!」とその足でお貸し頂く土地をご案内して下さいました 全く不思議な出会いです

 「ここはどうや」とおっしゃって頂た時は夢ではないのかと思うほど嬉しくなったことを思い出します

 「ここで念願の土と戯れることが出来るのか」と自分の心に描いた夢が実現となり思わず「ありがとうございます」これから末永く宜しくお願い致しますと言って感謝感激したことを今も決して忘れません



 爾来20 年以上がたちました この出来事が私が生駒に帰ってきて新たに生駒に根を下ろし生駒で生活を始めた礎となったことは間違いありません 
 
 吹田の千里山にいた頃から茨木高原近くの泉原で農地を借りて4年ほど野菜造りをしていましたそんな訳で農作業について有る程度のことは学んで知っていましたので心配はありませんでした 

 ですから経験を生かしてここではすぐに畝立てから始めました しばらく休耕地であったらしく雑草で土は固くなっていましたがまだ元気のある頃でしたので直ぐに
12〜3メートルの畝を立てて 先ず大根を播きました 

 もちろん仕事は現役でしたし最初は住いが吹田でしたので一年目は管理もろくに出来ずにお爺さんに笑われました 


 2年目の夏には生駒に引っ越して来ましたので休日毎に畑に通うようになりました 

 その頃には長い畝が4本 短い畝を5本も造っていました
 お爺さんやお婆さんから作物の作り方に関していろんな事も教わりました
 作物の植える間隔 種を播く時期 などなどです 
 
 作物造りの作業段取りはその土地土地で違います またその土地にあった作物を作ることも大事なことです

 冬の間に遣っておかなければならない作業も沢山あります 気候は毎年違います その年の気象を肌で感じて種の播き時を決めたりも致します 


 少しでも経験のある方はご存知でしょうが 農作業はまったく大変です 
 夏は草との戦いです

 私は自然農法を心がけていますので畑に水は遣りませんが その分工夫も致します 

 たとえば余り水分を必要としないもの植えてみたり また比較的水の好きな作物の根元にはどんどん刈った草で敷き藁をして水分の蒸発を防いだり 畝間にも摘み取った草を重ねて畑全体の水分の蒸発を防いだりしています

   
  
ゴウヤが他のつる草に絡まって実を結ぶ


 それだけやっても まぐれを除けばなかなか満足のいく収穫はありません でも楽しい!本当に農作業は楽しいのです 



 芥子粒ほどの小さな種から根を出し 芽が伸びて土と雨と太陽の光を浴びてどんどん葉を作ります 

 そして花が咲き栄養分の詰まった実をつける 生命の力を感じます 
 
 私の自称自然農法は草を刈り堆肥としてその草を畝に漉き込むといった簡単なものです 

 一度根付くと決して水を遣らないこと 水分は自然の雨と夜露だけに頼ります 

 ややもすれば荒地農法みたいになりますが これは草刈や手入れが間に合わない夏場によくあることです

 でも秋野菜の播種期までには毎年何とか耕して種だけは播きます

 そんなサイクルですから休む暇などありません 私のように小さな耕作地でも結構大変ですが本職の農家の方はきっともっともっと大変なことでしょう 
 私は日々土に戯れることが出来てとても幸せです


 畑は夏場が大変です 畑地の乾燥と雑草のはびこりが半端ではないのです 

  
   
草むらで成長するヤーコン

 知らない方は畑にキュウリや茄子が自然に任せてどんどん出来ると思っておられるでしょうが どっこいそうは簡単に行きませんよ 

 キュウリや南瓜は植え付けと同時にどこから飛んでくるのか小さい時にウリハ虫にやられます 
 かろうじてやっと実がなると今度はカラスにやられます 

 雨が降らないと下から葉っぱが枯れてきて実は曲がった小さなひょうたんのようにちじこまり味も落ちます 
 トマトはへたから腐る病気でさっぱりです 
 実がつき赤くなって食べ頃になるとヘタから腐ってくるのです
 
 特に今年の日照りは散散でした
20本以上植え付けたパプリカピーマンはちっとも実が成らず葉っぱが伸びる大事な新芽はカメムシの集団に水分を吸い取られほとんど瀕死の状態でした 

 周りの草との成長競争に敗れた人参は草の中で惨めです それに厳しい残暑が続くと秋野菜がなかなか播けません

 それでも暑い中種まきの準備はやっぱりしておかねばなりません 
 畑に生い茂った草を取り 土を起こして畝を立て 天からの雨を待ちます 

 農業の真似事でもこんなに雨が何時降るかが心配ですから本職の方はもっともっと大変なのに違いありません
 
 やっと播いた種が無事芽が出て成長が始まりますと 今度は虫がやってくるのです 
 農薬は絶対遣いませんので虫は全部手で捕ります 
 相手は空から飛んできて好きなところに卵を産み付けます 悔しいことに虫の成長は野菜の成長より早いのです しかも一番美味しい大事なところを食べるのですからいけません 

 誰かが言ってましたが虫向かって あんたは葉っぱを食べたんだから葉っぱの養分となって土にお帰りといって土の中に埋め殺すのだそうです 
 私は指で押さえて圧死の刑を授けます それも憎しみを込めて! 
 
 まあ野菜造りの話はつきませんが何時かゆっくり苦労話をいたしましょう

 私の自然農園は野菜も沢山作りますが 花も沢山咲きます 花作りも野菜に劣らず楽しいものです 一度植えると毎年楽しめるものを沢山植えています こちらもよければ見学にお越し下さい 運がよければ野菜のお土産もつきますよ!!

 私がこのように土に戯れることが出来るのは地主さんである中尾さんのお蔭です 中尾さんありがとうございます 感謝 感謝 いつも感謝を忘れません



        自然農園の作物たち

 自然農園には時節時節に応じて色んな作物を植え付けますが 折角ですから 食べ物だけでなく結構花なども植えています 

 
皇帝ダリア もその一つです これは高さが3メートルにもなりまさに花の皇帝の様です  皇帝ダリアは咲くのが11月の初めごろからと遅いのですが青く澄んだ秋の空に咲き誇る様子は見事です
 欠点は寒さに弱く一度霜が当たると枯れてしまうのがちょっともったい無く思いま
す 





蓮の蕾
西畑の棚田の隅で

H.23.7.11. 午前9時頃
少し大きく出来ます





開花したばかりの蓮華
H.23.7.12 午前6時20分頃
大きく出来ます





色彩が何とも言えません
大きく出来ます





開花2日目の朝
朝の陽光に光輝く
大きく出来ます




開花3日後
H.23.7.14 午前9時頃
大きく出来ます




開花4日目 早朝
7月15日 午前6時10分
大きく出来ます




開花五日目の朝
前日までの見事さが嘘のよう

7月16日午前9時半ごろ




       蓮の華に心が躍りました


 今年初めて挑戦した蓮の花が爽やかな蕾を付けました

 携帯で撮ったものですがいかにも涼しげ!


 次の日の早朝6時に開花の様子を見に出かけました

 既に開花が始まっていましたが 開花したての花の内部はまるで極楽浄土の様でした  
 真ん中のまだ柔らかそうな蓮華台の周りにびしりと雄蕊がぐるりと囲むように並び 中心の実が入るところは卵の黄身色で出来る種の数だけ並んでいるのです


 綺麗! ほんとに綺麗!

 これはちょっと一言では言い表せません


 午後になると一旦花を閉じて次の日にまた開きます そしてまた夕方に萎んでまた次の日に開きます


 次の日は9時半頃に出かけました

 柔らかい薄桃色の花びらがまだ新鮮そのものです 周りには小さなぶんぶんが花に取り付いていました 次の花蕾も横に見えます




 三日目も9時半ごろ見に行きました 花びらは白味を帯びていましたが 美しさは変わりません






 四日目は早朝6時10分ごろ出かけました

 周りの雄蕊が花芯の周を綺麗に取り囲みまた 見とれてしまいました

 二番目の花が横で開花していましたが 美しい色と花芯造形の美はとても言い尽くせません





 五日目も期待して出かけましたが 役目を終えた花びらと雄蕊は無残に落下し花芯が誇らしげに次の成長を待っているようでした


 蓮の華の命が意外と短い事を知りました 仏様が座っておられる花芯が如何に美しい物であったことも実感しました

 新しい発見と感動はいつの時代も不思議です






  花の茎のギザギザ?

  蓮の花の茎には細かいやすりの様な」ギザギザがあります
 是はきっと後から出てくる花が大きな葉っぱの遮りを破るためだと思います

  自然は凄いと思います
 
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慈姑
棚田の自然農園の溝で

大きく出来ます





棚田の石垣に野イチゴ
がたわわに実りました
 
 
   慈姑 (クワイ)

 もう慈姑を始めて10年にもなります
 田植えの頃になりますと 畑の崖側の溝に水が溜まります 
そこを少し広げて掘り下げ スペースを作りプランタを埋め込んで栽培しています 

 味は他と比べても絶品です  よろしければ一度ご見学にお越しください

 四月の中頃であれば苗も差し上げます
 




 
サトイモの葉
細かい朝露の葉に輝く陽光を受けて
平成23年9月7日早朝に撮影





里もの花
平成23年9月14日





にらの花





コンニャクの芽










 

         サトイモの花が咲く

  今年はサトイモを作付けしました

 種イモは畑の近所の方から頂きました
 サトイモは比較的湿り気のある泥土が良いそうです 

私の自然農園では田植えの時期だけ棚田の石崖から水が湧いてくれます 丁度水の要るときだけ湧いてくれますのでサトイモや慈姑に都合がよく慈姑はもう10年ぐらい続けています

 崖の脇の溝を少し延長して溝脇に黒豆なども播いてみました これが見事に成長しています

  サトイモの方にも水が流れるようにしましたので 里芋も順調です 

 そんな里芋に珍しく花がつきました 収穫に良いのか悪いのか知りませんが 一応写真に収めましたのでご覧ください
 花は水芭蕉を細長くしたようで 芯も水芭蕉に似ています 遣っていて初めてわかる経験です



 ニラの花が咲いていましたのでご覧ください
 青空に純白の花が天に向かって勢いよく花を咲かせます

   

より大きな地図で 暗峠 西畑 鬼取 生駒山  を表示
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